コラム|御茶ノ水駅エリアで歯科をお探しの方は谷本歯科医院まで
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歯周病の原因になる「歯石」とは?
皆さん、こんにちは。
御茶ノ水駅 駅前エリアの「谷本歯科医院」です。
テレビなどで耳にする歯垢(プラーク)と歯石は違うことを知っていますか?
言葉は似ていますが、それぞれ違いがあります。
歯周病の進行にも関係するこれらはどういうものなのか、正しく知って歯周病予防に役立てましょう。
歯垢とは、歯の表面を触った時につくネバネバしたものです。
この中には細菌が増殖して住みついており、わずか1gあたり1000億個以上の細菌が詰まっています。
歯垢は食後4〜8時間で作られてしまうため、食後の歯磨きが大切です。
そのまま放っておくと、細菌の作り出した酸が歯の表面を溶かして、むし歯に進行することもあります。
歯石とは、歯垢が唾液の中のリンやカルシウムと結びついて硬くなったもののことです。
歯磨きがしにくい「歯と歯の間」や「歯ぐきの境目」にできやすく、硬くて歯磨きでは落とすことができないため、歯科医院で除去しなければなりません。
そして、歯石の表面はザラザラしているので、さらに歯垢がつきやすくなってしまいます。
歯石を発生させないためには、歯石になる前に歯垢の段階で取り除くことが大切になってきます。
正しいブラッシング法やデンタルフロスなどの清掃グッズを使って、汚れをきれいに落としましょう。
歯周病はいきなり重症になるわけではなく、少しずつ進行する病気です。
重症になってから治療をするのではなく、早い段階で予防することが大切ですので、段階を追ってどう進行するのか見ていきましょう。
1 健康な状態
歯と歯ぐきのすき間「歯周ポケット」の深さは1~2mmで、薄ピンク色になっています。
2 歯肉炎
歯ぐきにプラークを残したまま放置していると、歯ぐきに炎症を起こして歯周ポケットの深さが2〜3mmになります。
3 歯周炎(軽度)
歯ぐきの炎症が強くなり、歯周病菌が歯周組織まで侵入してあごの骨が破壊されはじめます。
4 歯周炎(中度~重度)
歯ぐきの炎症がさらに進み、あごの骨が半分以上減って歯がグラグラしてきます。
歯周病を予防するためには、歯垢の段階で取り除くことが大切です。
そのために、毎日のセルフケアをしっかり行いましょう。
苦手な部分は汚れが残ってしまいがちなので、定期メインテナンスを受けてお口を清潔に保ちましょう。
当院ではクリーニングなどの予防に力を入れておりますので、お気軽にご来院ください。